新税構想への一考察

 私の提案は「インフラ税」である。

 私案の根底には、大企業と中小零細企業間の納税額の対比がある。

現実の納税比率について私は数値を知らないが、圧倒的な数の中小零細の総合計が上回るとすれば、この構想は成り立ちうる。

 すなわち、大企業は巨大な行動半径を画くところから、当然に巨大な「社会インフラ」を利用する。大企業だけではまかない切れないものである。

社会インフラの建設には中小零細の大きな貢献があることになる。

インフラ税構想は、巨大企業の社会に対する御礼である。

 いずれにしろ、その結果いかなる問題が想起されるかについては、広く深い議論を待つのは自明である。(了)