太平洋上に展開した狂気の戦い

 歴史をいささか先走るが、太平洋上の島嶼に展開した戦闘の数々を見てみたい。

その上で、あらためて戦争の歴史の経過をなぞりたい。

 1941年(昭和16年)12月8日、日本時間午前2時30分、日本軍がマレー半島コタバルに上陸開始、同午前3時19分真珠湾攻撃を開始。事実上の「太平洋戦争」の始まりである。

 そして12月10日、グァム島ギルパート諸島のマキン島・タラワ島を占領、マレー沖海戦へと戦火を拡大してゆく。

 これから、一つ一つの戦いを詳細に見ていこうと思う。

島嶼戦闘の数を数えるだけで、辟易としてくる。すべての島嶼戦闘の先にどのような終末を考えていたのだろうか。

(了)