2020-01-01から1年間の記事一覧

立憲民政党齊藤隆夫の「反軍演説」で大騒動ー

時流に抗した政治家がいた。ついに齊藤は登壇を決意したのである。 1940年(昭和15年)2月2日、帝国議会衆議院本会議の壇上、立憲民政党の齊藤隆夫は、国民の声を議会に届けようと「国家総動員法反対演説」から2年ぶりの登壇を決意、一時間半に及ぶ…

私の叔父2人も戦死していますー

義理の姉の死去に伴い、遺品の中から叔父2人の戦争の記録が見つかった。 時は昭和17年7月の中国大陸である。 叔父の経歴を軍隊手帳の記録のままに、書き連ねてみる。 独立混成第5旅団独立歩兵第20大隊第3中隊要員現役兵として歩兵60朕隊機関砲中隊…

戦没者310万人、広大な戦場、陸軍主導の暴走が惨劇を生んだー

1941年(昭和16年)12月8日に端を発し、1945年(昭和20年)8月15日に終結、9月2日降伏文書調印。 東はハワイ諸島、西はインド、北はアリューシャン列島そして、中国東北地方(旧・満州)、南はオーストラリア北岸まで、気の遠くなるほど…

太平洋戦争60ヵ所の戦場を見るー

早速、戦場の展開を見てみよう。 [1]1941年(昭和16年)12月8日 マレー半島コタバルに上陸開始 [2]1941年(昭和16年)12月8日 真珠湾奇襲攻撃を開始 [3]1941年(昭和16年)12月10日 グァム島ギルバート諸島のマキン島…

太平洋戦争(大東亜戦争)の構図をみるー

1940年(昭和15年)の9月、日本軍は対米英戦争に大きく踏み出した。 蒋介石政権への米英援助ルートの遮断と南方作戦の必要から、23日に仏領インドシナ(現ベトナム)北部へ陸軍武力進駐、27日には近衛文麿内閣が日独伊三国同盟を締結した。 そし…

あいだみつを「反戦の詩」が目を引いたー

先刻の新聞記事であいだみつをさんの「兄2人の戦死」という記事が目にとまった。 こうして折々にあいださんにお会いできることは、大変嬉しい。 残念ながら記事のテーマは”悲しみの記憶”である。 ーどんな理屈をつけても 戦争はいやだな 肉身二人わたしは戦…

太平洋上に展開した狂気の戦い

歴史をいささか先走るが、太平洋上の島嶼に展開した戦闘の数々を見てみたい。 その上で、あらためて戦争の歴史の経過をなぞりたい。 1941年(昭和16年)12月8日、日本時間午前2時30分、日本軍がマレー半島コタバルに上陸開始、同午前3時19分…

戦史ブログ

今日から「戦史ブログ」を開始する。さんざんブログを書いてきたが、迂闊にも的を絞り切れていないまま、多くの日々を無為に過ごしてしまった。この一年日本の戦史について大部の資料を編んできた。ひとえに、名も無き兵士達の鎮魂のために、多面的に資料を…

閑話休題

今日は私の”大好物の「ボクシング」について書きたい。 コロナ問題もあって思うように試合を見られないが、 ここはひとつ、ボクシングのこれまでを触って見たい。私の手元には日本における92人目までの世界チャンピオンの記録がファイルしてある。我ながら…

暑い夏の終りにー

広島、長崎の壮絶な記憶をたどる暑い夏がもうすぐ終わる。 昭和20年、8月6日午前8時15分の広島、8月9日午前11時02分の長崎への原爆投下という、いまわしい、あの記憶である。 今年の広島の平和式典で、市長は核兵器禁止条約への批准を政府に求めた。式典に…

もっと身近に政治を、くるか政治の季節?

データ改竄、情報の隠匿が長く続いた。 私を含めてごく普通の国民の「自我」の覚醒が待たれる。 政治の課題は、当然のことながら、すべて国民の生活に関わることである。 政権中枢のなすがままに、流れに委せればいいというものではない。ただしかし、一般の…

専門家会議の風景に違和感ー

新型コロナ問題への政府の対策会議、あの「専門家会議」の風景にとても違和感を 覚えている。巨大な空間に多勢の列席、どういう人達なのかは、ほとんど分からない。 発言の機会は得られなかったという御仁も少なからずいるようである。 当たり前のように受け…

浅慮盲動の8年に幕をー

8年の盲動は、すべからく「浅慮」に基づいているように見える。 浅慮の対語は”深慮”である。深く、深く思慮の全てを動員しなければならない。 求められるのは、確固たる哲学と、しっかりとした教養、素養である。 人間の体には、表層筋と深層筋とがあるとい…

政治は分かりにくいことばかりだ

世の中の激しい変化に視点を合わせると、国会のやりとりなどは実にのんびりしているように映る。一方、学校を休業といったり、先に希望を繋ぐことを指すのか、前広といってみたり、元原稿は官僚が書くにしろ、チェックのために、事前に目を通しているように…

誰も言わない「消費税」の核心

そもそも消費税に対する本質的な違和感は、その逆進性にある。 税率を上げようが、下げようが、低所得者と富裕層が同率では、根源的な問題は全く 解決しない。 下がれば低所得者には本来は有り難い話だが、ましてコロナ困窮の中では、 そもそも金がないのだ…

海軍大将は、最良の「教育者」であった。

教育(Education) の英語の語源は Educe, 要するに”ひきだすこと”である。 それぞれには個性もあり、異なった人格もある。そこをひきだそう、伸ばそうと しないでどうして教育といえるのだろうか。 一般に勉強といえば、本を読む、本を勉強することだが、 「…

9月の風景には「桜」がいないー

なんでもかんでも”グローバルスタンダード”は、反対である。 学業スタートに9月説を採った場合、いずれにしろ賛成論のなかには、 いろいろなメリットもあるだろう。 しかしそれはどんな場合でも同じこと、それらを乗り越える智恵はある。 そもそも日本的で…

今こそ「格物致知」の精神をー

「格物致知」とは、すなわち、 ”物事の本質をよく理解し、自らの知識を極限まで深めること”とある。 沈思黙考、深謀遠慮が現下のコロナ禍を解決へ導くと思う。 但し、大いなる「英断」をもって事に当らねばならない。 そうして、危機管理の基礎とはなにかを…

ロックダウンの現実味ー

一度、一週間「ロックダウン」をしてはどうか? 非常時だ、早く終息させるには試してみるのも悪くない。 だらだらしていては、全方位に「負」が広がる。 実際にその結果何が起きるか。 結果から導き出せる"妙案”があるかもしれない。 今こそ。

これが決め手!

ゴーストタウンだけが感染終息の道。これが決め手。 健康で無症状の人間がセッセとうつして歩く、平和な外観に潜む不気味さか? 無自覚で、罪悪感もまったくない。 さてさて、経路不明をさぐる究極の想像力とは。 なにか決定的な注意事項が抜けてはいないか…

それでも通勤電車なら、重装備でー

マスクではなく、フェースシールドと手袋をはめての通勤はどうか? 通販で売っているようだ。 ただ今が戦時下だというならば、かっこなどかまっていられない。

ノーベル賞本庶教授の持論、コロナの解決は「超法規で」ー

京都大学の本庶教授の持論を支持する。 外出自粛90%以上で、1ヵ月で終息させるとういう「案」だ。 適用法がないならば、”超法規”でやれ! 政権トップが「腹」をくくれ”ばできる。 腹をくくれなければ、いつ終息するか分からない。 それこそ経済回復も、…

「肺」を鍛えよう!

私は、家の中でランニングマシンその他の健康器具で、みっちり躰を鍛えている。 それぷらす、「3秒吸って、10秒吐く」を10回1ロットに、1日に何回も 行い肺を鍛えている。これは、万一感染した場合の備え、抵抗力を高めるためである。 器具なんかなく…

政府って「誰」なんだろう!!

専門家って「誰」、国会議員て「誰」、内閣って「誰」。 非常時は、政府(?)が作った(案)を国民に発表して、一定期間それこそ幅広く意見や考え方を制限条項なしに聞くだけ聞いて、「最大公約数」を拾えば良い。 在野には、永田町の住人よりよっぽど優秀…

10万円一度だけではー

10万円を一度だけもらっても気休め。 当分コロナ禍は続くと思うので、一年間くらい毎月出し続けることだ。

コロナ禍に透けて見えた日本の行政

先ずは脆弱な保健行政と言えまいか。 日本の骨格となる職務に公務員を増員すべきと思う。 規制緩和と公務員削減がごっちゃになっていないか。 軸足は、教育と保健、厚生、労政、山林、河川、海洋、農業を守る人々である。 具体的には、医師、看護師、関係医…

コロナ禍、実態の整理の時期ー

感染者数の表面的な数字に振り回されずに、 「医療体制」への集中投資が何よりも最優先。 病院には、コロナ以外の患者さんが大勢居ることを 絶対に忘れまい。 一般の患者さんとの物理的な仕分けが急がれる。 医療崩壊はすなわち国の崩壊、 そうすれば経済も…